グラップルは重量物である木材のハンドリングに非常に便利なことから、3100台余(平成21年3月末)と林業で最も多く使用されている車両系の機械です。しかし、長くて重い木材を持ち上げて移動したりするため旋回時などにバランスを崩して転倒したり、木材のハンドリング以外にもいろいろな用途に使用したりして思わぬ災害を引き起こしています。
このため、当協会では会員の協力を得て林業用グラップルの安全対策を検討してきましたが、先般その対策をとりまとめ、平成23年1月から関係する全会員が実施することにしましたので、その内容をご紹介します。
安全対策
1すべてのグラップル機を対象に「最も不利な姿勢における最大つかみ荷重」を表示したプレートを運転席に貼付するとともに冊子「林業用グラップルの安全な使い方」を添付する。
2「最も不利な姿勢における最大つかみ荷重」は、アーム先端許容荷重からグラップルの質量を差し引いた値とする。
ただし、スライドアーム、ロングアーム等でアーム先端許容荷重よりも小さな値となるものは、ベースマシンメーカーとグラップルメーカーが個別に打合せの上決定する。
(注:アーム先端許容荷重は機体重量区分毎に全社統一数値を使用します。(油圧ショベルをベースとする場合))
3グラップルソーは対象としない。
4この安全対策は社団法人 林業機械化協会会員の統一対応として行うものとし、平成23年1月1日までに準備の整った会員から実施する。
「最も不利な姿勢における最大つかみ荷重」表示プレート

会員が製造するグラップル用

非会員が製造したグラップルを会員が販売する場合
冊子「林業用グラップルの安全な使い方」

A5判 本文13ページ
価格 400円+送料
林業用グラップル安全対策検討会メンバー
IHI建機(株)
(株)イービジョンエンジニアリング
イワフジ工業(株)
魚谷鉄工(株)
キャタピラージャパン(株)
コベルコ建機(株)
(株)小松製作所
(株)新宮商行
住友建機(株)
(株)南星機械
日立建機(株)
松本システムエンジニアリング゙(株)
山商機械(株)
ヤンマー建機(株)
(社)林業機械化協会
2011/1/6up